コンクールや発表会での緊張を和らげる方法②
ども!新米ピアノ講師いずみんです🎹
今回はタイトル通り、前回もご紹介した緊張を和らげる方法の3つのポイントのうちの2つめをご紹介します😉
1つめのポイントが書かれた前回の記事はこちら⬇️
前回、最後にこんなことを書きました。
本番では練習より上手く演奏できることは無い、とどこかで聞いたり実際に言われたりしたことがある人もいるでしょう。
私はそんなことは決してないと思います。
確かに技術面では練習でできるようになったところまでがそのとき出せる限界かもしれません。
しかし会場の空気を自分のものにする力、緊張に打ち勝つ精神力、そして自分の音楽を愛して楽しむ心を持てば、練習の時以上の“素晴らしい演奏”をすることは可能です。
【初投稿】コンクールや発表会での緊張を和らげる方法① - 新米ピアノ講師いずみんのまいにちブログ
赤字の箇所、サラッと言いましたが意識してもなかなかそう簡単にはできませんよね。
今回はそこに迫っていきましょう。
「え?どういうこと?」
って思いましたか?
書いてある通りです。
音楽というのはとても素直なんです。
というのも演奏者という「人間」の想いや感情、考えなんかをそのまま表現してくれるからです。
例えばイライラしている時に練習したり、すごくいいことがあった時に練習したり、何か心情の変化があった時はその時の気分がそのまま音にも現れます。
これは実際に経験したり誰かがそうなっているのを見たりと心当たりがある方も多いのではないでしょうか🤔
あとはテレビの音楽番組を見てても、失恋ソングを歌う歌手は悲しげな声と表情で、応援ソングを歌う歌手は力強く元気なそれで。
その曲の雰囲気に合わせてというか、まるでその曲の中の登場人物になったかのように歌っていますよね。
それってつまり歌う人が自身なりに曲を解釈してそれを演じているってことだと思うんです。
私なりの考えですが、表現とは演技の一部であり、音楽によるそれも『演技』というジャンルに包含されていると思います。
そして『演技』というものは演じたい対象になりきる=自分の感情・思考(気持ち)を自分が思い描いた表現したいものに同一化させることであるというのが私の見解です。
歌手がそれをしているとすればそれはつまり天然ではない作られた心情でも、それが素直に音楽として現れてくれるということになります。
そして不思議なことに、例えば『悲しい気持ち』になりきっている時に本当に『悲しいような気がする』なんてことが起こることもあります。
心からなりきる事で脳を騙しているのです。
(※たぶん)(※医学的・科学的根拠は全くありません)
人によって同じ作品でも音楽や言葉の解釈は様々なので、時には全く異なった表現をされることもありますが、
他人に感動を与える音楽というのは、決まってその人の表現したいものが表に現れて伝わって来るときだという風に感じます。
(その伝わってきたものの受け取り方も聴く人によってそれぞれですが。)
少し話が膨らんでしまいましたね。
今お話したことは次回ご紹介する3つめのポイントにも繋がりますが、今回私が言いたいことはズバリこれです。
「演技をする」というと難しく感じるかもしれませんが、
簡単に言ってしまえば外ヅラだけでも余裕ぶっておけばいいのです。
そしてそのコツがとにかくリラックスすること。
緊張をほぐす方法としては当たり前のこととして知られていますが、単に深呼吸をするとかストレッチをするとかそういう話だと「余裕なフリをする」というのとは少しズレていますよね。
私の経験談を交えてもっと深くお話します。
私も実はメンタルは脆い方で、昔はよく緊張していました。
しかしある時の本番直前の舞台袖にて。
他の出演者で目に見えて緊張している人が数人いて、その人たちはみんながみんな姿勢が丸まっているか背筋が変にピンと伸びているかして、体がガチガチに固まっていることに気が付きました。
そこで「緊張していることと姿勢が固まることに関係があるのだとしたら、思いきりリラックスした姿勢をしたらどうなるのだろう?」と思いついたのです。
その後私が取った行動が
思い切り椅子の背もたれにもたれかかって最大級に楽な姿勢で座って待機する
でした。(若干お行儀悪い姿勢だったかもしれません🥲)
そして「全然緊張してないわー余裕余裕、はー楽しいー」って震えながらも心の中で呟いていました。
するとあら不思議!!
さすがに完全に緊張が解けたわけではありませんでしたが、体は完全にリラックスし、気持ち的にも本当に大丈夫な気がして緊張に打ち勝ってしまいました。
これを本番がある度に続けていたら、次第に緊張のほぐれ具合も大きくなって、いつしか本当に緊張しなくなっていました。
完全に自分の脳みそを騙しきったのです。
そしてリラックスすると演奏にも大きな変化があります。
ガチガチに緊張している人はやはり音も硬く響きも少ないですし、聴衆から見ても「この人は緊張している」という先入観から余計にダメな演奏に聴こえやすくなってしまいます。
しかし“余裕なフリ”をすることで、(個人差はありますが)多少なりとも体の力が抜けて音の響きに広がりが出ますし、
“外ヅラが堂々としている”ことによって聴衆またはコンクールであれば審査員からの視覚的なハンデが無くなるどころか、寧ろアドバンテージに繋がる可能性すら出てきます。
(私は実際に堂々としてて素敵、などと舞台上での立ち振る舞いで褒めていただいたり評価が高まったりした経験があります。)
ここが先程記述した「心情がそのまま音楽として現れる」「作られた心情でもそれが音楽に表現として現れる」というところに繋がります。
私のオススメはやはり舞台袖の椅子で待機するときに
椅子に深く腰かけ、背もたれに体を預けて後傾姿勢で、一番リラックスできる状態でいること。です。
かと言ってお行儀の悪い姿勢で待つのは絶対にやめましょう🙅🏻♀️
変に体が固まらないだけでなく自然に呼吸もしやすくなるので、緊張してるなって思ったらこれを思い出して試してみてください。
そして嘘でも「緊張していない、余裕だ」と暗示をかけることも大事だと思います。
本番前は考えることも多いでしょうが、それを冷静に整理するためにも暗示をかけてみてください😌
あと深呼吸とストレッチはやはり絶大的な信頼があります。絶対にやりましょう。
今回は1番大事なポイントだったので長くなってしまいました( ˊᵕˋ ;)💦
次回の3つめで最後になります!
今回紹介したことと少し近いかもしれません。あとちょっと難易度高めです。
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